2017.06.21

910mm,1820mm,2730mm

こんにちは工務石川です。

さてさて、今日は梅雨のジメジメした気温に
更なる追い打ちをかける数字のお勉強です。

タイトルの寸法ってなんだか分かりますか?

 

お家の間取りを考える上で必要になってくる“モジュール”というものです。

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弊社では910mmモジュールを基本としてお家造りをしています。
これを倍々にしていくとタイトルの寸法になるわけです。

ではなぜ910mmなのか?

それは昔の人々が“尺=303mm”という単位を使ってたことに由来します。

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尺とは人の体を基準とした単位・・・

例えば、人が寝転がる畳は1畳が910×1820
2人で寝転がれば2畳で1820×1820

これが1坪。

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細かく言うと、手の親指と人差し指を広げて計ると約15cm
これはさいほうの基準で

“あた”。

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これを2倍にすれば尺となります。
あたを10倍にすると

“つえ”

昔の人の平均身長150cmになります

これに1尺余裕を持たせて6尺×6尺=1820mm×1820mm(1間角)
1坪となるわけです。
1間=1820mm=6尺
1尺=303mm=10寸
1寸=30.3mm=10分
1分=3.03mm

 

家を建てる為に必要な材料の多くもこの尺モジュ-ルが採用されています。
木造軸組み工法でよく使われている柱も105mm角(3寸5分)
壁に貼る石膏ボードも910×1820 厚みは12.5mm(4分)

 

あの無◯良品さんもモジュールを採用しています。
910mmから少し小さい860mm。これが無◯良品さんの基準寸法だそうです。
で、ここからが本題です。

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910mmモジュールに柱を立てて、石膏ボードを貼ると、

910-105-12.5×2=780

となります。
弊社のオリジナル巾木(足元の見切材)が7mm厚で

766mm

 

 

合いません。

 

 

倍の1820だと、

1820-105-12.5×2=1690

1690-14=1676
830mmのパイン材チェスト2台であと16mm(^o^;

これが既製品の限界といったところでしょうか・・・。

欲を言えば、私個人的にはステンのユニットシェルフが好きなのですが・・・

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シェルフ内はぴっちり収まるのに・・・
ん~、しっくりこない。
仕事柄でしょうか。。。ぴっちり収まるものに美を感じてしまいます

寸法を自由に決めれるオリジナル造作ってやっぱり良いですね。

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ああ、お空が青いなぁ。。。

涼しくなった所でおわりにしましょう。

ではでは

 

 

 

 

 

 

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