PERFORMANCE 構造と性能
01
耐震ハイブリッド工法
標準仕様
地震大国といわれる日本。地震災害から完全に逃れることは不可能なので、被害状況をいかに小さくするか、ということが重要になります。ネストハウスでは、「ベタ基礎」と「金物工法」、さらに「剛床工法」、「面材耐力壁」を組み合わせた「耐震ハイブリッド工法」により、繰り返しの地震にも極めて強い構造体を実現しています。
［ 耐震ハイブリッド工法 ］
ベタ基礎
金物工法
剛床工法
面材耐力壁
ベタ基礎
ベタ基礎とは、立ち上り部分だけではなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎のこと。荷重を分散させて地盤やスラブに伝えるため、不同沈下に対する耐久性や耐震性が高くなります。また、床下全面が鉄筋コンクリートなので、湿気やシロアリの侵入も防いでくれます。
金物工法
金物工法は、在来軸組工法の仕口や継手加工を金物に置き換えた工法で、ピン工法とも呼ばれています。接合部の耐力が明確で、断面欠損も少ないことから、安定した高強度な構造体にすることが可能。また、建物の強度を上げながら、在来軸組工法のように自由な設計を行うこともできます。
剛床工法
従来の床工法では、床板を支えるために根太と呼ばれる角材を渡していました。それに対し剛床工法は、根太を使わず、下地の合板を厚くして梁に直接留め付ける床工法です。構造躯体が一体化されるため、水平方向に対する力に強く、大きな地震や台風の際にも歪みにくい、という特性があります。
面材耐力壁
加わった力を壁全体に分散させる効果を持つ面材耐力壁は、壊れにくく強度が高いのが最大の特徴。石膏（せっこう）製の無機質系面材で、木質系面材に比べ耐火性に優れています。また、筋交いがないことで断熱材が設置しやすく、断熱性をより高められ、内部結露の発生も抑えます。
02
断熱性能
標準仕様
基礎断熱工法
ネストハウスの断熱材は住宅の隅から隅まで家全体をすっぽり覆ってしまう現場吹付発泡による断熱材です。
無数の細かい連続気泡で構成された硬質ウレタンフォームの特性を発揮し、グラスウール（10k）の約1.5倍の断熱効果を保持します。また断熱材内部に湿気を通しにくく、壁内の結露を抑制し、耐久性を高めます。
水から生まれた人に優しい断熱材
通常ガスを使用して充填させることが多い断熱材。アクアフォームは硬質ウレタンフォームの特性を生かし水を使って発泡させます。
これによってガスが抜けて性能が下がってしまう事が無くなりました。イソシアネートと水を含むポリオールを混合することで発生する炭酸ガスを発砲材として利用するので、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンを全く使用しない、地球にやさしい断熱材です。
【エアコンを使用せず室内表面温度を計測】
［撮影時間帯の平均外気温］30.1℃／［計測］2010年8月20日 13:30～15:20／［測定場所］1Ｆリビング（南面）
【エアコンを25℃設定で15時間作動させ停止後の表面温度を計測】
［撮影時間帯の平均外気温］2.8℃／［計測］2011年1月21日 16:30～19:30／［測定場所］1Ｆ浴室（ユニットバス）
断熱性
ネストハウスの断熱材は無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、優れた断熱性能を発揮します。
※JISA9526の試験方法によるとアクアフォームの熱伝導率は 0.034W/mK となります。
※1 JISA1480 熱性能宣言値及び設計値決定の手順 ※2 JISA9526 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
03
気密性能
標準仕様
気密性
住宅の躯体に直接吹付けて発泡させるネストハウスの工法は隙間なく一体化した断熱材構造で、 優れた気密性を発揮します。
吸音性
柔軟性があるネストハウス断熱材は連続気泡構造で、 吸音性に優れています。
各特性
アクアフォームLITEは、JISA9526 吹付硬質ウレタンフォーム A種3に該当します。
高断熱と高性能換気で実現した高気密
ネストハウスの住まいは、皆様の快適な暮らしを実現するため高水準の気密レベルをクリアーした住宅です。
国が気密レベルを特定地域（北海道・東北の一部）をC値＝2.0c㎡／㎡、その他の地域（山口県を含む）をC値＝5.0c㎡／㎡と定める中、ネストハウスでは、0.7c㎡／㎡以下を標準仕様として、特定地域の倍の性能を有します。今後は、全棟0.5c㎡／㎡以下を目指すべく取り組んでいます。
04
24時間換気システム
（第1種換気）
標準仕様
高気密高断熱工法で実現した高性能換気システム
ネストハウスの換気システムは、第一種熱交換型セントラル換気システムです。第一種とは、給気と排気を機械で制御し、計画的な換気を可能にします。熱交換とは、冷暖房で快適な温度に保たれた室温を回収しながら空気を入れ替えます。人も家も呼吸する、健康的に暮らす次世代型の高性能換気システムです。
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熱回収された新鮮な空気がダクトレスで給気され床下空間に充満
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床面に設置された給気口から居室内に給気
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ドアのアンダーカットや吹抜けを通り、 各居室に設置された排気口より排気
アレルゲン物質は床面に溜まりやすい
乳幼児の子どもは、床上30cmの空気しか吸うことができません。ハウスダストは空中に舞い上がり、約9時間ほどをかけて床下に溜まっていきます。ハウスダストなど有害物質は赤ちゃんの生活ゾーンである床上30cmに滞留していると言われています。
床面排気を採用することで床上30cmに滞留しているハウスダストを効率的に排気していきます。
05
無垢の床材でつくる家
標準仕様
季節を通して家族に優しい無垢の素材
日本の住環境は、夏は高温多湿、冬は低温乾燥と過 酷な環境になります。そんな環境の中、「木材」は住宅素材に最適材料のひとつです。木の優れた断熱性は、夏涼しく、冬は暖かいという心地よさを提供してくれます。ジメジメした季節には室内の湿気を吸い、乾燥した季節には水分を放出する自然の調湿作用も兼ね備えた素材です。
ネストハウスが使用する天然の無垢材は、人体に害を及ぼす化学物質など一切含んでいません。だからお子様やペットも安心して暮らすことができる本物(ほんまもん)の住まいなのです。
06
ホタテの漆喰壁
（北海道産）
標準仕様
オーガニック素材
漆喰は日本の城などに使われている、伝統的な塗り壁工法です。中でも「ホタテ漆喰壁」は、天然素材のホタテの貝殻が原料。有害な化学物質を含まないため、アトピーや喘息、花粉症などアレルギー症状の出やすい方にも安心な素材です。
高い消臭・調湿効果
ネストハウスで使用しているホタテ漆喰は、“Made in Japan”の高品質素材です。調湿効果でカビの発生を抑制し、住空間を衛生的に保ちます。また、消臭効果もあるため、室内でペットを飼うときなども効果的です。
施工性・耐久性も魅力
天然カルシウムの結晶化をより高密・安定化させることに成功し、これによりコテの伸びもよくなりました。仕上がりの収縮が小さく、塗り壁として非常に扱いやすい材料です。また、貝殻特有の硬さや不燃性も特徴的で、強度・耐久性に優れています。
優れた抗カビ性
ホタテの貝殻粉末には消臭・抗菌・防カビのほか、ホルムアルデヒドなどのVOC（揮発性有機化合物）を低減させる機能があり、建物の塗り壁材に利用した場合、シックハウス症候群対策の効果が期待できます。
以下に、①ホタテ貝殻粉末（400℃焼成）、②消石灰（CaOH2）、③ホタテ漆喰壁材（顔料添加）、④抽出果汁（キーウイ）の4つの試料を用いた「抗カビ特性試験」の結果を示します。
ホタテ漆喰壁材は全処理期間（１時間～３週間）を通して、カビコロニー数が減衰傾向にあります。これは、古くから防カビ目的で床下に撒かれることの多い消石灰とほぼ同じ傾向でした。
一方、ホタテ貝殻粉末（400℃焼成）と抽出果汁（キーウイ）は、処理期間の経過に伴い、カビコロニー数が増加傾向にあります。
以上の結果から、400℃で焼成したホタテ貝殻粉末を用いたホタテ漆喰壁材が，施工時からの抗カビ性の持続性に極めて優れている、ということが明らかになりました。
参考：「ホタテ貝殻利活用による建材開発と施工方法に関する研究」
北海道科学大学大学院 小松幸雄氏
07
COCOYUKA仕様
オプション
オリジナル暖房システム
各階の床下に暖かい空気を配り、ダクトで天井まで分配することで、床と天井の2面暖房により温度差のない空間をつくります。
永久的に壊れずメンテナンスフリー
【床下放熱器】
放熱パネルには電源やコンセントなどが無いため永久的に壊れることはありません。アフターメンテナンス面でも心配不要です！
【オールエネルギー対応】
電気・ガス・灯油・水素…など、その時代のベストエネルギーを選ぶことができる暖房システムです。
