ひらけ施工事例

今年の夏は長雨のせいであっという間に終わっていくと感じる方も多いと思いますが、大好きな甲子園が雨天順延のおかげで長く楽しめている気がする竹内です。

 

さて、今日は写真のお話。広報の仕事の一つに、完成現場の写真撮影があります。
完成直後のタイミングで、全物件伺っています。

 

HPやSNSで見かける建築事例の写真はプロのカメラマンにお任せしていて、
他社HPを見渡してもとにかく"映え"を意識して広くきれいに撮られたものばかりですが、
家づくりの打ち合わせ（造作等のご提案）等の際はそれだけでは不足していて、
建具（扉）の開け閉めや引き出しの可動域などの参考にと、
敢えて開放状態の写真も記録しています。

 

今回はSNSではお目にかかれない、開いた建具や造作家具の事例をご紹介したいと思います。
（写真をクリックすると開いたパターンをご覧いただけます）

 

ちなみに建具（たてぐ）とは･･･

開口部に設けられた障子や襖（ふすま）・窓・ドア・戸などの可動部分とそれを支える枠などの総称。
ちなみに玄関などに用いられる引き戸や片開きドアなどを「出入り口建具」、建物の外周に設置された窓などを「窓建具」、門扉やフェンスなどを「外構建具」、そして障子や襖、室内ドアや戸などを「内部建具」と分類している。また、玄関戸・ドアや窓などを合わせて、「外周建具」と呼ぶケースもある。（SUUMO住宅用語大辞典より）

 

まずは、キッチンの背面収納。
見せる派と隠す派で意見が分かれる所ですが、
隠す派も半透明の引き戸にすることで閉塞感を抑えることができます。
中は可動式の棚が付いているので、食器の大きさに応じて高さを変更できます。

 



 

 



スライドレール式の引き出しも人気です。

 



引き違いの扉を付けるパターンもあります。

 

キッチン以外にも目をやると、ロールスクリーンを使って隠すパターンの収納もあります。
Wi-Fiルーターなどゴチャゴチャしがちな物を収納するのに便利ですね。

 



 

 



こちらは両開き扉のタイプ。

 

続いて、和室の押入れ。

 



引き戸タイプ

 



開き戸タイプ

 

中には枕棚が付いています。昔の家では天袋などと呼ばれて
高い位置に別の襖で区切られていましたが（参考リンク）、
現代の新築では閉めた状態では気付かないスッキリした造りになっています。
普段あまり使わないカバンやオフシーズンの衣類などを置いたりしますね。

 

 



 

洗面所の収納は鏡の裏に隠れているタイプが人気です。
歯ブラシ・整髪料・化粧品など、細かい物で乱雑になりがちなので
こういうスペースがあると助かりますね。

 

階段下に収納を設けるのも一般的で、狭いスペースも有効活用。

 



 



 

 



 

テレビボードもオーダーメイドで造り付けにするのが人気です。
ホコリの侵入を防ぐフラップ扉もあるとDVDやゲーム機の収納に重宝します。

 

 

まだまだご紹介したい事例はたくさんありますが、きりがないのでこの辺りで。
カーテンも閉めた状態の見え方は気になりますので
いつかカーテン特集もやってみたいですね。

 



 

 

いかがでしたか？
一見地味なポイントではありますがこれから家づくりを考える方は
こういった細かい所もチェックしていただけるとより満足度が上がると思います。
良かったら参考にしてみてください。

 

 

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