2026.10.07

- ヒトとモノ

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【後編】ネストハウスをかたちづくるひと|Kaori Ishikawa

本物に触れる、ということ -続き-

—— ショップで取り扱う商品は、どのような基準で選ばれているのですか?

「長く使える、普遍的なもの」。これは、ショップができてから変わらない軸です。国内外問わず本当にいいと思えるものだけを、丁寧に選んでいます。

たとえば店内では、イギリスの照明 Tom Dixon の下に、メイドインジャパンの家具を合わせています。海外の豊かな表現力と日本の肩肘張らない魅力があり、それぞれの個性が心地よく調和する空間を作るお手伝いをする。それが、私の仕事だと思っています。

10年後の「よかった」のために

—— 10年間ショップに向き合われてきて、リニューアルという大きな節目を経た今、改めて感じていることはありますか?

この仕事は、さまざまな人に支えられているんだなと、改めて気づきました。そして、その人たちに、仕事でお返ししていきたい。そう思うようになりました。

特に、リニューアル準備中は日々の業務と準備に追われる時期もあって。そんな中で、たくさんの方に助けていただきました。ある時、リニューアル前のショップの解体が迫る中、必死に物を移動させていたら、ネストハウスの家づくりをお願いしている大工さんが手伝ってくださったことがあって。

この方にお返しできるとしたら、新築のお仕事につなげることですが、私が直接、お仕事を取ってこれるわけではありません。ですので、ここでネストハウスが大切にしている価値観を体現する。それに共感してくださった方が、いつかネストハウスで家を建てられる。めぐりめぐって大工さんのお仕事にもつながっていく。それが仕事でお返ししていくことではないかと、考えるようになりました。

お客様に対しても、同じです。買ってくださった方、選んでくださった方に、仕事でお返ししたい。私たちの仕事って、5年後、10年後に結果が出るものなんです。お客様に、10年経っても愛しく使い続けられるものをご提案できていたか。それは、時間が経ってみないとわかりません。

最初に選んでくださった一つを本当に気に入ってくださったら、また新しい家具を迎えに来てくださる。アフターフォローをきちんとお届けできていれば、また来たい、と思っていただける。そういう一つひとつの積み重ねの中で、ようやく「結果」が見えてくるんです。

だからこそ、私たちは10年後もここにあり続けなければいけない。そして、お客様にとって最適なご提案ができるよう、私たち自身もずっと成長し続けないといけない。ショップを続けていくことも、私たちが学び続けることも、お客様への責任だと思っています。

画面や言葉だけではわからない、手触りや光、その場に流れる空気。本物に触れることの大切さを語る石川店長のお話に、私も、自分の感覚で確かめる時間を大切にしたいと感じました。

本物を追求し、その先にある心地よい暮らしを届ける。石川店長の姿から、ネストハウスの人たちが大切にしている想いが伝わってきます。

ぜひイロハーブショップで、あなた自身の「なんかいいな」を見つけてみてください。その小さな実感が、長く愛せるものとの出会いになるかもしれません。

Words by Ayumi Tanaka
田中 亜由美|ライター

山口県岩国市由宇町出身。大阪に移り住み、宿泊業を経験。地元・岩国や山口県の魅力を伝えたいという想いからUターンし、ライターとして活動している。

 

iroherb shop

2026年5月にリニューアル

“本当に良いものは長く使える”を信条に、

山口県初のインテリアブランドの取り扱いをスタート。

トムディクソン:灯り

アンビエンテック:灯り

アルテック:家具

体験いただける場所として、インテリアや照明をシーンごとに

展開。

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